住所/〒652-0831 神戸市兵庫区七宮町2丁目3-21 TEL/078−671−3338 アクセス★電車/JR神戸線「神戸」駅より徒歩約10分 神戸市バス「七宮町」バス停下車すぐ ★車/阪神高速神戸線「柳原」ランプより約5分 駐車場/約5台(無料)拝観料/無料 境内自由
御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、相殿に大日霊貴命(おおひるめむちのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)を祀る。創建の年代は不詳。延喜式に載する八部郡汝売神が七宮の前身と称えられ、主祭神の大己貴命(おおなむちのみこと)が七つの名(大国主命(おおくにぬしのみこと)、大物主命(おおものぬしのみこと)、葦原醜男(あしはらしこを)、八千矛神(やちほこ)、大国玉神(おほくにたま)、顧国玉神())を持つことより七宮(しちのみや)神社と言われている説と神功(じんぐう)皇后が201年に三韓征伐凱旋帰国の途中七番目に巡拝したという説がある。()
平家一族が尊崇した神社で、もとは清盛が兵庫津を整備するに当たり、経が島築造のために産土神として社殿を建立し整備したといわれる。その後1583年、正親町天皇より七宮大明神の勅額及び三種の神宝を下賜、1602年には片桐且元、大久保長安等により社殿の造営、太刀、金幣、狛犬等の寄進があった。()
また、1799年には豪商高田屋嘉兵衛(かへえ)翁が辰悦丸を含む持ち船三隻の模型を奉納し航海安全を祈願、それ以降、海上業者は七宮神社を参拝するようになった。しかし戦災により奉納された船はことごとく焼失し、また阪神淡路大震災で本殿、社務所等に多大な被害を被ったが、現在は再建している。()