御祭神は柿本人麿（人麻呂）公。三十六歌仙の一人で、平安時代から「人丸」と表記される。飛鳥時代に宮廷に仕えた歌人で、明石にて詠まれた歌も数多くある。
１６２０年、明石城主の小笠原忠政が人麿公を歌聖として大変崇敬し、縁深いこの地に祀った。()

日本標準時子午線標示柱　山門前に子午線標示柱がある。これは日本標準時の基準である東経１３５度子午線の位置を示している。東経１３５度子午線は１９２８年（昭和３年）に京都大学観測班が天体観測を行って人丸山上を通過していることがわかった。この結果１９３０年（昭和５年）１月に月照寺山門前にこの標示柱が建設され、「トンボの標識」の愛称で呼ばれた。１９５１年（昭和２６年）の再観測で現在の位置（１１．１ｍ移動）に設置されている。()