住所/〒460-0011 名古屋市中区大須2丁目21-47TEL/052−231−6525 アクセス★電車/地下鉄鶴舞線「大須観音」駅下車すぐ 駐車場/なし拝観料/無料 境内自由
真言宗智山派別格本山。正しくは北野山真福寺(しんぷくじ)寶生院(ほうしょういん)といい、一般には大須観音と呼ばれる。開山は能信(のうしん)上人。本尊は聖観音。()
もとは尾張国長岡庄大須郷(いまの岐阜県羽島市大須)にあった。1324年に後醍醐天皇の勅願で長岡庄に北野天満宮が造営された。後醍醐天皇は深く能信(のうしん)上人に帰依し、1333年に上人を別当職に補し、別当寺を北野山真福寺(しんぷくじ)寶生院(ほうしょういん)という寺号にした。その後、後村上天皇により伽藍が建立され、勅願寺となっている。また、四天王寺の観世音菩薩を移して本尊とした。()
三代目住職の任瑜(にんゆ)法親王の時には寺領一万石となり、伊勢・美濃・尾張・三河・遠江・信濃六ヶ国の真言宗寺院を末寺とした。その後、戦国時代には織田信長公も寺領五百石を寄進し、徳川家康公の時に名古屋建設にあたり、1612年(慶長17年)現在地に移転した。()